2014年11月19日水曜日

音声学習始めました

僕は電車通勤をしていますが、乗っている時間は30分に満たない程度です。そして朝はけっこう混雑します。なので通勤時間に本を広げて勉強するのはけっこう面倒。いつも勉強しよう勉強しようと思いながら、本を開くのが億劫になって、やめていました。

来年は財務諸表論を受ける予定でいますので、今まで軽くしかやってこなかった会計理論の暗記に力を入れる必要が出てきました。そこで他の人のブログとかを見ていて、音声学習(自分の音読を録音して聴く)をされている方がけっこういることに気づきました。

あまり音声学習を真面目に考えたことが無かったので、ボイスレコーダーとか買わないといけないかなあなんて思っていましたが、録音可能なフリーのアプリがけっこう出回っています。これは思っていたよりも簡単に始められるんじゃないかと思い、さっそくアプリをダウンロードしてみました。

Moo0 ボイス録音器

これはかなり簡単に使えて便利です。音声とPC音の両方を記録することが出来ます。何故か僕の場合、音声とPC音の両方を同時に記録することが出来ませんでした。原因を調べれば対処出来そうですが、今回は音声録音だけ出来れば十分なので、問題は棚上げにしています。

そして録音用にマイクを購入しました。Skypeとかで使うような安いヘッドセットでも録音出来ますが、音が割れていて長時間聴くのも辛いと感じ、マイクはちゃんとしたのを買うことにしました。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B004KVIZCA?psc=1&redirect=true&ref_=oh_aui_detailpage_o00_s00

写真からは分かりにくいですが、けっこう小さいです。高さは男性の人差し指くらい。ですがけっこう評判が良いので、見た目以上の性能があるのでしょう。他の製品を使っていないので比較は出来ませんが、目的には十分な機能だと思います。

ためしに僕の録音音声をアップロードしてみます。2014年11月25日(火)までの公開ですが、どんなもんか興味のある方はダウンロードして聞いてみてください。

2014年5月4日日曜日

簿記1級の楽しみ方(営業と製造の争い)

試験勉強と言うと机に向かって黙々と理解&暗記を繰り返すものと思っている人は多いでしょう。まあ、実際その通りなんですが(笑) そんな試験勉強にもちょっとした楽しみ方があります。それは「あるあるネタ」を見つけること。例えば数学とかだと「なぜか兄より遅れて出発する弟」とか「水槽に水を注ぐ2種類の蛇口」みたいな。あと、「一定速度で進む謎の点P」なんかが定番ですね。勉強で頭を悩ませると気づきにくいですが、ちょっと冷静になってみると突っ込みどころ満載という。初対面なのに英語で会話する日本人とかは中学生の頃から突っ込み入れてました。

こういうネタは資格試験にもあります。例えば情報セキュリティスペシャリストという試験ではMさんがいつもやらかしていて、「この人大丈夫かな」と変な心配をしてしまったり。試験名の通り、セキュリティを扱うもので、登場人物Mさんが毎回何かしらセキュリティの問題を引き起こします。

そして簿記1級でけっこうネタになるのが、何と言っても部署間の争いです。それは営業と製造の間だったり、経理と製造の争いだったり。互いに相手に責任を押し付け、間に入った部長やら社長やらが「君、これはどうなっているのかね」と話を振るのです。簿記1級は試験としては難しいですが、実務としてはかなり浅いです。その浅いレベルで偉い人たちが侃侃諤諤やっているのが妙におかしくなってしまう。第131回の原価計算の会話を一部抜粋(ちょっと修正)してみます。

(営業部長)製造原価の責任は製造部門にありますから、単位あたり予算変動製造原価を使うことにすれば予算よりも実績の方が高くなります。
(社長) そうか、製造部門が責任を負う原価が増加したせいで、予算貢献利益よりも実績貢献利益の方が悪くなったのだね。
(製造部長)社長、確かに製造部門は製造原価に責任があります。しかし、われわれは営業部門が貢献利益率の高い商品に力を注ぐであろうと思っていたので、その製造原価の低減に集中したのです。

いやいや、子どもかよ(笑) どうして営業部に事前に確認しなかったのか。ちょっと話し合えば済む話でしょう。しかし、そんな突っ込みは全く無く、簿記の問題を出すための会話が淡々と続けられます。どっちが悪いというわけでもないのに、最終的には営業部門がもっと頑張るという結論で会話が締めくくられてしまいます。これでは営業部門にフラストレーションが溜まって、部門間の連携がもっと悪くなってしまいかねません。

こんな感じで突っ込みを入れながら勉強すると、けっこう楽しめるもんです^^。

2014年4月20日日曜日

工業簿記とはそもそも何ぞや

先週の勉強会は「標準原価計算」をやっていましたが、そもそも工業簿記って何なのって話から始めてみました。簿記2級の勉強を始めたばかりという人にも有用な話だと思います。例のごとくYoutubeで動画を公開していますので、興味のある方はこちらからどうぞ。

フレデリック・テイラーについてはけっこう前にブログで記事にしていました。「残業を愛する日本人に管理会計は根付かない 」というなかなか挑発的なタイトルで(笑) でも正直、日本人は残業を愛してるなあと感じる場面が多々あります。僕自身も、さくっと仕事終わらせて帰るより、遅くまで頑張って何かしらやっている方が評価されているなあと思う場面を何度か経験しています。

就職活動の面接では、会社の残業時間を聞くのはタブー扱いされています。採用側からすれば、そんなことを聞いてくるのはやる気が無い証拠なんじゃないかって思うのでしょうか。でもこの質問をする人は、残業時間の長さを気にしているというより、残業に対する会社の考え方を気にしているんじゃないでしょうか。長時間労働をよしとしているのか、何かしら対策をとるべき問題と捉えているのか。

はっきり言ってしまうと、残業の長さは生産性の向上に寄与しません。むしろ「長時間働けばいいや」という風に従業員の生産性向上への意欲を害することにもなりかねません。僕もSEや証券の世界で働いているので、どうしても残業が発生してしまうことは分かっているつもりです。しかしそれを「良し」としてしまう態度は改めるべきだろうなと思います。

2014年3月9日日曜日

実績報告(ココナラを通じて500円でサービスの提供 Excel VBA開発)

以前、「ココナラを通じて500円でサービスの提供(簿記解説動画・Excel VBA作成)」というタイトルでお知らせしましたが、簿記の解説とExcel VBAの開発を有料で承っています。簿記の解説については全く依頼がありません(^^; 素人に500円払ってまで「教えてもらおう」って人はいませんよねー(汗) 対して、Excel VBAの開発についてはいくつか依頼がありました。3つほど開発し、来週さらに1件開発依頼を受ける予定になっています。以下、詳細はぼかしますが、どんなものを作ったのか簡単にご説明します。

1. Webサイトから任意のコメントを抽出し、リスト化する機能
対象となるWebサイトのURLを上から順番に並べて、そこに書かれた「何番目」かのコメントを抽出するという機能を作成しました。コメントが無かった場合の動きとかに工夫を要しました。ExcelでWebの情報を得る際、Internet Explorer を起動するのが一般的なやり方です。(他のブラウザでも出来るっぽいですが、そっちはどうやるのか勉強してません^^;) そしてページのソース(HTML)を拾い出して、その中の規則性を確認します。HTMLの作りはサイトの独自性が出てくるので、なかなか一朝一夕に行きません。どうやって抽出すれば良いかを考えるところが、頭の使いどころ。

2.過去のリストと現在のリストを比較し、増加分と減少分をリスト化する機能
いわゆる「差分」を取る機能です。たとえばCSVのDiffを取るフリーツールなんか沢山ありそうですが、Excel上で簡単に管理したいのであればVBAが適していると思います。HTMLを読み込む場合と違い、Excel内部で完結している機能は割と簡単に作れてしまいます。これは作業時間2時間程度で済みました。

3. 買い物サイトから名前、価格(送料込)、重さ等の情報を抽出し、リスト化する機能
これはけっこう苦労しました。何が大変かと言うと、HTMLのバラエティの豊富さがです。あるページを見本に機能を作成しても、別のページでは思うようにいかない。なのである程度のパターンを想定しつつ、抽出機能の場合分けを行わなくてはなりません。細かい話ですが、文字列を数値化したりといった手間も多く発生しました。

こんな感じで色々と作っています。

人に何かを説明するのは難しい

第08回簿記勉強会では「ころがし計算法」をテーマにしました。ころがし計算法は簿記1級や全経上級でもあまり出題されないテーマで重要性は低いのですが、きちんと理解するのはなかなか難しいところです。なので、受験者によっては最初から切り捨ててしまっている人もいるんじゃないでしょうか。僕自身、ころがし計算法は他のテーマに比べても難しいと感じていました。

今回勉強会で取り扱うことにしたため、1週間ほどずっと「ころがし計算法」について考えていました。一つのテーマに集中して取り組むことで、ある程度の理解は得られたと感じています。教科書を読み込んで勉強するわけですが、今となると教科書の説明は下手くそなんじゃないかという気がします。初見で教科書の説明を理解出来る人は1%もいないんじゃないでしょうか。

じゃあ、自分なら教科書よりも分かりやすく説明出来るのか、と聞かれたら答えは「YES」です。ころがし計算法の視覚的な解き方を動画で説明しました。しかしそれを上手に出来ているかと聞かれたら答えは「NO」です。 論理の構築が難しく、まだまだ改善の余地があります……。勉強会の様子をYoutubeにあげておきました。TACの厳選問題集日商簿記1級第4版を利用していますので、これを参照しながら見ていただくと分かりやすいと思います。(逆に言うと、問題集無しで見てもよく分からないかも)

2014年3月1日土曜日

【備忘録】Excel VBA小技集

以下、自分の備忘録&外出先での確認用に集めたものです。気が向いたら更新します。

<<VBA実行時の更新画面表示 or 非表示>>
Application.ScreenUpdating = False '更新を表示しない
Application.ScreenUpdating = True '更新を表示する

<<アラートを無視する or しない>>
Application.DisplayAlerts = False 'アラートを無視する
Application.DisplayAlerts = True 'アラートを無視しない

<<最終行を取得する>>
Dim MaxRow As Long
MaxRow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row


<<最終列を取得する>>Dim MaxCol As Long
MaxCol = Cells(1, Columns.Count).End(xlToLeft).Column

<<配列>>
Dim xxx() As String
ReDim xxx(number)

<<集約>>
For i = 1 To Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row '先頭行から最終行まで
    For j = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row To i + 1 Step -1 '最終行から対象の行まで
        If (Cells(i, 1).Value = Cells(j, 1).Value) Then '同じ値かどうかを確認
                    ActiveSheet.Rows(j).Delete '下の方の行を削除
            End If
    Next j
Next i

<<整列>>
Worksheets(1).Range(Cells(2, 1), Cells(MaxRow, MaxColumn)).Sort Key1:=Worksheets(1).Cells(1, 1), order1:=xlAscending

<<HTMLの情報を取得する為の主なメソッド・プロパティ>>
'GetAttribute("alt")         代替テキストを取得する場合に使用
'GetAttribute("checked")       チェックボックスやラジオボタンの選択状況を取得
'GetAttribute("href")        リンク先のURL等を取得する場合
'GetAttribute("id")         要素を識別するために固有の ID名を取得する場合
'GetAttribute("name")        要素に付けられたname属性を取得する場合
'GetAttribute("selected")      オプションボタン等の選択状況を取得する場合
'GetAttribute("selectedIndex")    どのオプションボタン等が選択されているかを取得する場合
'GetAttribute("src")         画像ファイル等の保存先の URI を取得する場合
'GetAttribute("title")        要素内に記入されている title 属性を取得する場合
'GetAttribute("type")        要素に付けられたtype属性を取得する場合
'GetAttribute("value")        その要素に記入されている値を取得する場合
'GetElementById("ID名")       要素の ID 属性を検索キーとして使用して HtmlElement を取得する場合
'GetElementsByName("属性名")     対応する名前を指定して要素のコレクションを取得
'GetElementsByTagName("タグ名")   指定した HTML タグを持つ要素のコレクションを取得する場合
'InnerHtml              HTML マークアップを取得または設定する場合
'InnerText              テキストを取得または設定する場合
'OuterHtml              現在の要素の HTML コードを取得または設定する場合
'OuterText              現在の要素のテキストを取得または設定する場合

<<HTMLの情報を設定する為の主なメソッド・プロパティ>>
'InnerHtml              HTML マークアップを取得または設定する場合
'InnerText              テキストを取得または設定する場合
'InvokeMember("Click")        ボタン・リンク等をクリックする場合
'InvokeMember("focus")        フォーカスを設定したい場合(画面の見える位置までスクロール)
'InvokeMember("onChange")      Change イベントを発生させたい場合
'InvokeMember("submit")       送信ボタンをクリックしてFORM action を実行させたい場合
'InvokeScript("関数名")       HTML ページで定義されたアクティブ スクリプト関数を実行
'OuterHtml              現在の要素の HTML コードを取得または設定する場合
'OuterText              現在の要素のテキストを取得または設定する場合
'RaiseEvent("onChange")       Change イベントを発生させたい場合
'SetAttribute("Checked", "")     オプションボタン・チェックボックスの選択のチェックを外す場合
'SetAttribute("Checked", "true")   オプションボタン・チェックボックスを選択する場合
'SetAttribute("Selected", "True")  リストボックスのアイテムを選択する場合
'SetAttribute("selectedIndex", "2") リストボックス等の指定のアイテムを選択する場合
'SetAttribute("value", "文字列")   テキストボックス等に書き込む場合

<<HTMLのタグ読み込み>>
For Each objectA In objectIE.document.Body.all.tags("td") 'TDタグのみ読み込む
Next

For Each objectA In objectIE.document.Body.all '全てのタグを読み込む
Next

<<HTMLタグ名取得>>
objectA.tagname

<<IE開いて閉じる>>
Dim a As Object
Dim ie As Object
Set ie = CreateObject("InternetExplorer.Application")
ie.Visible = True
html = "http://minkabu.jp/stock/list/" & i
ie.Navigate html
waitNavigation ie 'ちゃんとIEが開くまで待つ
ie.Quit

<<IE待ち>>
Sub waitNavigation(ie As Object)
    Do While ie.Busy Or ie.ReadyState < 4
        DoEvents
    Loop
End Sub

参考サイト
VBレスキュー花ちゃん
ダメ株主 Z

2014年2月25日火曜日

シングルプラン、パーシャルプラン、修正パーシャルプランの違い

シングルプランパーシャルプラン修正パーシャルプラン。どれがどれやら、何が何やらで混乱しがちですね。工業簿記では超が付くほど頻出の分野ですが、分かりやすい解説ってあまり無い気がします。ブログや質問サイトの説明を読んでも、なかなか頭に入ってきません。まあ、僕の理解力が低いからだと言われればそれまでなんですが(^^; しかし、そう感じる人は僕だけではないと信じ、分かりやすく違いを説明する記事を目指してみます。

というわけで、いきなり画像です。と言うか、これが全てです。中の勘定とか数字とかも最初は気にしなくても構いません。大事なのは色を塗っているところ。黄色の部分です。要は予定(標準)と実績にどの程度の差があるのか。それをいったいどこで判断するのかというところ。大事なのはそこだけなのです。

いちおう説明すると、シングルプランでは「原価」の部分で差分を把握しています。材料を仕入れたらすぐに差分をチェック。その他費用が発生したら、それも都度チェック。それがシングルプランです。しかし少量ならまだしも、大量生産の世界になってくると、そんないちいちチェックしてられません。面倒です。そこで考えられたのがパーシャルプランです。

パーシャルプランではいちいち差分をチェックしたりしません。最終的に完成品がどれだけ出来て、仕掛品がどれだけ残っているのか。そのタイミングで、じゃあ差分はどのくらいあったのかを見るのです。なのでシングルプランに比べて、実務的に楽になります。しかしそれはそれで、「終盤まで差分が分からないって、どうなの?」という人が現れます。何故かと言うと、材料費なんかは価格が変動するものなので、先入先出法にせよ移動平均法にせよ、何かしらのルールで計算しないといけません。それを最後まで放置してると、それはそれで大変なのです。なので微妙にシングルプランちっくなところを付け足したパーシャルプラン、修正パーシャルプランを編み出します。

修正パーシャルプランでは、材料や賃金といった管理者にとってコントロールしにくいものの差分を最初に出してしまいます。 このへんはシングルプランと同じで、事務作業はやっぱり増えます。ただ間接費を抜き出しているのには理由があります。工業簿記ってのは結局のところ、工場管理者の成績表みたいなもんです。どれだけしっかり働けているのかを見て、お給料を適切に支払うための管理会計です。その点において、材料購入費とか人件費なんかは成績に反映しづらい項目です。材料費が高騰するとか、人件費が上がるとか、なかなか管理者の責任には出来ません。その点、間接費については管理者がコントロールしやすい費用だと言えます。なので先に材料費や人件費で生じる差分を処理してしまって、後から間接費の差分を計算してあげる。こうした工夫が修正パーシャルプランのポイントと言えるわけです。

まあ、なんか長々と語ってしまいましたが、そんな難しく考えず「シングル、パーシャル、修正パーシャル、左、右、両方!」と呪文を唱えて覚えましょう(笑)

追記
修正パーシャルプランの場合、(予)材料費と (予)労務費は、厳密には「標準価格×実際消費量」となります。なのでシングルプランとイコールにはなりません。上記は分かりやすさ重視で、細かいところははしょっています。それで逆に分かりにくくなってるかも、とちょっと心配になり、こうして追記とかしちゃってます^^;

2014年2月23日日曜日

「連結会計」三つの勘どころ(初級者向け)

第07回簿記勉強会は予定を変更して「連結会計」についてやりました。自分自身がよく理解していないところでもあり、それの説明はけっこう大変でした(^^; ただ、繰り返しやっている内に「連結会計はここを理解することが大事なんだな」というのが見えてきた気がします。今日はそういった連結会計の勘どころについてお話をします。連結会計の勉強を始めたばかりだけど、いまいち内容がつかめないという人には是非読んでもらいたいと思います。

■連結会計は個別会計から作られる
一つ目は、当たり前なことなんですが、連結会計は個別会計から作られるという点です。これをちゃんと分かっていないと、勉強中に無用な悩みを生じてしまう恐れがあります。言い方を変えると、連結会計は過去の連結会計に繋がっていない、ということです。連結会計はあくまでその時点における個別会計を元にして作られるもので、一つ前、二つ前の連結会計とは切り離して考えるものなのです。もちろん、未来の連結会計を気にすることもありません。これは結局のところ連結会計が特殊な会計手法であるということを意味しています。なので連結会計を勉強する際には、それ自体を一から勉強するという感じで始めるのが良いだろうと思います。

■連結会計とはすなわち利益剰余金と少数株主持分の調整である
100%子会社は別として、子会社には少数株主という存在が絡んできます。80%の株式を取得した子会社の場合、残りの20%が少数株主です。連結会計で最も大事なことは、この少数株主持分がどの程度あるのかを知ることに他なりません。連結会計特有の開始仕訳、実現仕訳、当期仕訳という流れはそのためにあると言っても過言ではありません。開始仕訳では利益剰余金と少数株主持分の期首残高を計算します。要するに、最初の時点でいくらあるのかを確認します。それ以降の仕訳で利益剰余金と少数株主持分を調整し、最終的に期末残高を計算するのです。

■資本関係、貸借関係、売買関係をおさえておく
「三つの勘どころ」の三つ目が「三つのポイント」というのは微妙なくくりですが(^^; 親会社と子会社の関係は「資本」「貸借」「売買」の三つをおさえておくことが重要です。資本関係と言っているのは、連結会計時の資本の評価額を修正するということです。試験問題によく出てくるのは土地の値上がりなんかですが、これは「諸資産」のような表現で言われることもあります。要は持っている資産の時価評価が上がっていたり下がっていた場合には、それを計上しておこうということです。連結会計ならではですね。親子間での貸借や売買を相殺するのは当然として、気にしなければならないのが「貸倒引当金」や「未実現利益」です。

連結会計はそれ自体が多くの論点を含んでいて、全てを理解するのは大変です。まずは上に記載した三つの勘どころを意識しつつ、勉強を進めることをおすすめします。

2014年2月22日土曜日

Excel VBAで株価(現値)を取得する方法 (from みんなの株式)

最近、Excel VBAを使ってWebから情報を取得する遊びにはまっています。以下は超簡単な株価取得コードです。これをExcel VBAにぺたっと貼って実行すれば、開いているページに全銘柄の株価が入力されます。みんなの株式だと、たった10ページ開くだけで全銘柄が見れるので、かなり簡単なコードで実現出来ました。自由にご利用ください。

 Sub kabu()

    Dim flg As Long
    Dim html As String
    Dim row As Long
  
    Dim a As Object
  
    Dim ie As Object
    Set ie = CreateObject("InternetExplorer.Application")
    ie.Visible = True
  
    Cells.Clear
    Cells(1, 1) = "銘柄コード"
    Cells(1, 2) = "銘柄名"
    Cells(1, 3) = "株価(日時)"
    Cells(1, 4) = "前日比(%)"
    Cells(1, 5) = "株価"
  
    flg = 0
    row = 2
    For i = 1 To 9
      
        'html取得
        html = "http://minkabu.jp/stock/list/" & i
      
        ie.Navigate html
        waitNavigation ie
      
        For Each a In ie.document.body.all.tags("td") '全ての<td>タグを取得する
      
            If a.GetAttribute("class") = "tac wsnw" And flg = 0 Then
                Cells(row, 1) = a.innerText
                flg = 1
            ElseIf flg = 1 Then
                Cells(row, 2) = a.innerText
                flg = 2
            ElseIf flg = 2 Then
                Cells(row, 3) = a.innerText
                flg = 3
            ElseIf flg = 3 Then
                Cells(row, 4) = a.innerText
                flg = 4
            ElseIf flg = 4 Then
                Cells(row, 5).FormulaR1C1 = "=VALUE(SUBSTITUTE(RC[-2],RIGHT(RC[-2],8),""""))"
                flg = 5
            ElseIf flg = 5 Then
                flg = 6
            ElseIf flg = 6 Then
                flg = 0
                row = row + 1
            End If
          
        Next
      
    Next i
    ie.Quit
    MsgBox "完了"
  
End Sub

Sub waitNavigation(ie As Object)
    Do While ie.Busy Or ie.ReadyState < 4
        DoEvents
    Loop
End Sub

初心者の方向けにExcel VBAの使い方を解説しています。興味のある方はこちらをご確認ください。また、ココナラというサイトで、VBAの開発を500円で請け負っています。規模や難易度により受けきれない場合もありますが、お気軽にご相談ください。

2014年2月8日土曜日

ファイナンスリースとオペレーティングリースの違い

ファイナンスリースオペレーティングリースはどう違うのか。ざっくり表現するとファイナンスリースは「お金を借りて機材を買う」のとほぼ同じで、オペレーティングリースは「機材を借りてお金を払う」ということです。一般に「リース」というと「レンタルみたいなもん」という認識かと思います。その認識に近いのはオペレーティングリースです。それに対してファイナンスリースはちょっと違ってきます。この取引は、レンタルよりも購入と言ったほうが近いからです。

具体的に見ていきましょう。まずはオペレーティングリースについて。

借方貸方
支払リース料 xxxx現金預金 xxxx

これはもうそのままです。借りた分だけ金を払う。当たり前ですね。オペレーティングリースでは、リース資産に残存価値、要するに古くなっても売れる中古市場が存在するということが前提であります。借り手がリース資産を貸し手に返した後、貸し手はそのリース資産を売ってお金を得ることが出来ます。その分、リース料は安く済みます。

対してファイナンスリースはどうか。これは「フルペイアウト」と「ノンキャンセラブル」が条件です。いきなりカタカナ用語が出てきて「?」ですが、簡単に言えば「フルペイアウト=お金を払って入手したのとほとんど同じ」で「ノンキャンセラブル:途中解約は出来ない。途中解約出来るものでも、しないのと同じくらいの解約料を支払わなければならない」ということです。要は、普通に買うのとほとんど変わらないということです。そして支払いは分割して出来るので、借金背負ってそれを返済するのと同じになるわけです。借金はすなわち金融です。だからファイナンスと言うのです。

これを確認するため、①借金して資産を購入するパターンと、②ファイナンスリースのパターンを比較してみましょう。

① 借金して資産を購入
借方貸方
現金預金 xxxx借入金  xxxx
資産   xxxx現金預金 xxxx

⇒借入金返済
借方貸方
借入金  xxxx現金預金  xxxx
支払利息 xxxx

②ファイナンスリース
借方貸方
リース資産 xxxxリース債務 xxxx

⇒借入金返済
借方貸方
リース債務 xxxx現金預金  xxxx
支払利息  xxxx

ほとんど同じになることが分かると思います。

とは言え、当たり前ですが全く同じというわけではありません。ファイナンスリースでは、リース終了後にリース資産を返す場合と返さない場合があります。またそれ以外に以下のようなメリットが存在します。

・機械設備の陳腐化リスクを軽減
・資金の効率的な運用
・資金調達の多様化
・金利変動リスクの回避
・物件管理・事務をアウトソーシング

このへんの状況を鑑みて、リースの方が得なのかどうかを検討するのです。

2014年1月31日金曜日

全部純資産直入法と部分純資産直入法の違い

投資有価証券の帳簿記入で、全部純資産直入法と部分純資産直入法というのがあります。なんか名前長いしややこしいなという印象を受けませんか? 僕はなんかもう「うえー」ってなって、とにかく解き方を丸暗記でした。でも丸暗記だとやっぱり良くないですね。すぐに忘れてしまう。それじゃいけないと思って、ちゃんと理解することにしました。そしたらなんかもう一生忘れない気さえしてきました。当ブログを読んだ方にも一生忘れないでもらえたらと願います。

そもそも「純資産直入法」ってなんだ? という話です。もっと言えば「純資産」ってなんだっけ? という話になります。これ、当たり前過ぎてあまり改めて言う人がいないと思いますが、貸借対照表の右下のことです。


なので投資有価証券の価格が上がっていたら、その他有価証券評価差額金(純資産)を増やして、投資有価証券(資産)の価格も増やしてやる。逆に投資有価証券の価格が下がってしまった場合、その他有価証券評価差額金(純資産)を減らして、投資有価証券(資産)の価格も減らしてやるわけです。id est 全部純資産直入法。これが原則的な処理です。


仕訳はこんな感じです。ついでに税効果会計も足しておきました。繰延税金負債(資産)はその他有価証券評価差額金からそのまま差し引いてやれば良いですね。(投資有価証券=繰延税金負債(資産)+その他有価証券評価差額金) 投資有価証券と呼ばれる連中は、売買目的有価証券に比べると換金性が低いと言えます。株式の持ち合いとかで、そんな簡単に売ったりしません。なので価値が上がったり下がったりしても、それを損益で考えることはしません。あくまで評価なのです。だから貸借対照表だけで事が済むのです。

とは言え、原則があれば例外もあります。全部純資産直入法は全部(投資有価証券の価格が上がった時も下がった時も全て)の場合に、純資産を直接増減させる方法でした。それに対して「おいおい、ちょっと待ってくれよ」というのが部分純資産直入法です。上記で「損益で考えることはしません」と断言してしまいましたが、そんなことないよというのが部分純資産直入法です。これは、保守主義の原則による考え方が根っこにあります。換金しにくいとは言え、換金出来ないわけではありません。保守主義の原則に則って考えれば、損はなるべく早く、多めに察知したい。そこで評価がマイナスのときに限って、純資産を直接減らすのではなく、損益計算書上の損失として認識させようとします。逆に言えば、評価がプラスのときにだけ純資産直入法を採用します。これが部分純資産直入法です。
 

評価がマイナスのときだけ、損益勘定を使ってきちんと把握します。繰延税金資産も別途計上して法人税等調整額とします。というわけで「全部評価差額部分損」と100回唱えて覚えてしまいましょう。