2012年6月30日土曜日

25日目:世界一分かりやすい売価還元低価法解説(のつもり)

今日は昼休みの時間に勉強した分をプラスして3時間の勉強でした。金曜の夜は疲れ溜まってぐったりなのが辛い。てか明日も出勤なので、なかなかビハインド埋められません(涙)。早いとこ代休取って勉強したいです。

「売価還元低価法は難しい!」という意見をちらほら見かけます。僕も勉強しながら、解法をなぞること自体は簡単でも、きちんと理解して覚えるのは難しいなという印象を受けました。個人のブログとか、Yahoo知恵袋みたいな場での解説をあれこれ読んでみたのですが、やっぱり分かりにくい。と言うか、深掘りしていくと売価還元低価法って厳密な理解はほとんど無理だってことに気付きました。むしろあまり深く考えず、これはこういうもんだと分かったつもりになっておく方が試験対策としてはベターだと思います。というわけで、以下は僕なりのざっくり解釈です。もしこれでも「分かりにくい」という人がいたら、是非ご指摘ください。

売価還元低価法に入る前に、まず売価還元原価法について理解しておきましょう。二つまとめて売価還元法なわけですが、これの目的は一言で言って「売れ残った商品の原価を売価から知りたい」ということです。なんでこんなことをするかと言うと「小売とかで商品を簡単に管理できるようにするため」です。そのために、原価÷売価で原価率を出しておいて、売れ残った商品の売価に原価率をかけなおしてやればその分の原価が出せるという仕組みになっています。ここでは世界のミクさんがネギを売る場面を想像しながら考えてみます。

「さあ、ネギを売ろうか」

[問1]


① 仕入れ値が50円/1本のネギを10本仕入れた。
② ネギを1本につき200円で売ることにした。

この条件から原価率は25%((50円×10本)÷(200円×10本))だということが分かります。ちなみにここでの200円×10本=2000円という価格をインプット売価と言います。仕入れの50円×10本=500円はインプット原価です。

③ ネギが5本売れた。

ネギが5本売れたので、売上は200円×5本=1000円となります。この時点で、5本の売れ残りが発生しました。売れ残りの売価も同じく1000円です。この売上+売れ残りの売価が、アウトプット売価です。インプット売価とアウトプット売価は同額になります。視点が異なるだけですね。

ここで先に計算した原価率25%を売れ残りの1000円にかけます。すると答えは250円。これで残ったネギの原価は250円だと判明しました。めでたしめでたし。では続いて本題、売価還元低価法について考えてみましょう。

[問2]


① 仕入れ値が50円/1本のネギを10本仕入れた。
② ネギを1本につき200円で売ることにした。
③ 【悲劇】世界のネギ市場が暴落→ネギ1本を100円に値下げ。

売価還元低価法の目的は「商品の価値がどれだけ下がったかを見る」ことにあります。それは原価率の差引で見ることが出来るのです。まず売価還元原価法の原価率はいくらかと言うと、値下げ分も加味した(50円×10本)÷(100円×10本)から50%になります。続いて売価還元低価法は値下げ分を除外した(50円×10本)÷(200円×10本)から25%です。50%-25%=25%が商品の評価損となるわけです。

④ ネギが5本売れた。

ネギが5本売れたので、売上は100円×5本=500円となります。売れ残りも同様に500円。この500円に売価還元原価法による原価率50%をかけると250円。[問1]の計算結果と同じになりました。

ところでネギは市場の暴落によって200円から100円に、つまり50%も価格が下落していましたよね。ということは、250円の原価には実は250円×50%=125円の商品評価損が含まれているということです。これを先に示した売価還元低価法による商品評価損率から見てみましょう。売れ残りのネギ500円に25%をかけてみます。すると答えは125円。想定通りの額になりました。


これで売価還元低価法の基本的な部分は理解できたんじゃないでしょうか。実際の簿記1級試験では、インプット売価の算出に値入やら値上げやらなんとか戻しやらが含まれますし、商品評価損だけでなく棚卸減耗も考慮しなくてはいけません。なので教科書では、そうした大量の情報をまるごと勉強するはめになります。そのせいで難しく感じるようになっているのではないかという気がします。でもテーマをあくまで売価還元低価法のみに絞れば、それほど理解が困難な内容ではないと思います。ざっくり理解してから、細かい部分に入っていく。 「勉強はペンキ塗り」をモットーに、効率良く理解を深めていきましょう。

本日の勉強時間 3時間
商業簿記・会計学 総勉強時間 55時間
工業簿記・原価計算 総勉強時間 37時間
合計勉強時間 92時間 (目標未達 13時間)

2012年6月28日木曜日

23日目:「値引き」と「値下げ」ってどう違う?

今日は3時間ほどかけて売価還元原価法を勉強してました。その中で「そもそも値引きと値下げは何が違うのだろう」という疑問にぶち当たり、色々と調べてみました。簡潔に説明すると「値引きは販売時(後)に行うけれど、値下げは販売前に行う」ということみたいです。これだけで、なるほどねと理解出来たらすごい。僕はこれだけではうまくイメージ出来ませんでした(^^; なのでもう少し調べてみて、以下のようなことだと理解しました。

値引き:販売時に行うもの。お客さんが「なあ、ちょっとまけてえな」とやるのはまさに値引き。
値下げ:販売前に行うもの。商品価値が落ちているので、実勢価格に合わせる場合など。

ところで売価還元原価法の話なんですが、期末帳簿の原価率をインプット売価もしくはアウトプット売価から計算することが出来ます。インプット売価は売る側の設定価格のこと。アウトプット売価は売上と期末帳簿の和。インプット売価とアウトプット売価は一致します。売る前の値下げや値上げはインプット売価に反映されます。じゃあ値引きはどうするかと言うと、売上高に戻してあげなければなりません。実際の値段ではなく当初の価格で計算するわけです。(値段とは実際の売上のことで、価格というのが値引き(割戻し)前の金額、という違いがあるみたいです)

「値引き」「値下げ」とか「値段」「価格」みたいに、普段はあまり意識せず同じようなものと思っていました。こういうことを知れるのは簿記を学ぶ醍醐味みたいなもんですね(笑) 次からお店に行く時は、このへんの細かな表現を意識してみようと思います。

本日の勉強時間 3時間
商業簿記・会計学 総勉強時間 52.5時間
工業簿記・原価計算 総勉強時間 36時間
合計勉強時間 88.5時間 (目標未達 10.5時間)

2012年6月27日水曜日

オプション取引をさくっと理解する秘訣

簿記1級からデリバティブ取引の仕訳が含まれていますね。デリバティブというのは具体的には先物取引オプション取引スワップ取引なんかのことです。金融機関で働いている人であれば知ってて当然の知識でも、一般の人には何がなんやら分からないものだと思います。中でもオプション取引はけっこう混乱しやすく、買う権利を買う、売る権利を買う、買う権利を売る(つまり売る義務を負う)、売る権利を売る(つまり買う義務を負う)というのをしっかり理解するのは難しいところです。言葉だけで勉強すると、ちょっと記憶が薄れただけでお手上げなんてことになりかねません。

オプション取引を理解し、かつ忘れないようにするにはどうすればいいのか。それには文字ではなく図で覚えてしまうのが一番です。以下の図は中小企業診断士試験一発合格道場というブログの記事からの転載です。


左がコール・オプション(買う権利)、右がプット・オプション(売る権利)。上が買いで、下が売りという図になっています。まず上から説明しましょう。コールもプットも下限があって、後は上昇するのみという図です。この下限がプレミアム、すなわちオプションの代金となります。例えば日経225を10000円で買う権利(コール)を100円で購入したとしましょう。もし日経225が12000円にまで値上がりしたら、それを10000円で買って12000円で売れるので、購入費を引いた1900円の儲けになります。日経225の価格が上がれば上がるほど儲かるということです。逆に日経225が大暴落して1000円になっても、オプション購入者の損失は100円で済むのです。(説明簡略化のためレバレッジの話は割愛。大阪証券取引所では1000、シンガポール証券取引所では500の取引単位をかけるので、1900円は190万円となります)

プットはコールとは逆ですが、損失を抑えて儲けを取るという点では同じです。日経225を10000円で売る権利を持っていて、もし日経225が1000円に暴落すれば大もうけですね。説明が前後してしまいましたが、デリバティブ取引では「買ってから売る」だけでなく「売ってから買う」ということが簡単に出来ます。このように実際の物を介さずお金だけで決済することを、差金決済と言います。

下半分はオプションの売り戦略です。買い戦略との違いは、損失に制限が無く、儲けはプレミアム分のみだということです。こないだAIJが年金溶かしたのも、このオプションの売りだと言われてましたね。相場があまり動かない時、この戦略はとても効果的です。素人が手を出せば死にます

ちょっと説明が長くなってしまいましたが、コールの買いの仕組みをしっかり覚えておけば、後は上の図を思い出すだけで全部思い出せると思います。簿記1級の範疇としてはやり過ぎな感があるかもしれませんが、これだけ理解しておけばまず間違えることは無いでしょう。

2012年6月26日火曜日

21日目:「絵画」はどうやって仕訳する?

今日から教科書2週目。例題を完璧に解けるよう特訓中。商会を2時間、工原を2時間の合計4時間やってました。商会は仕訳が多い分、どうしても時間がかかってしまいますね。まだ最初の例題を半分こなしただけです。工原は例題を3つほどクリア。またどうせ忘れてしまうけれど、それは気にせず先に進みます。ところで工原で不思議なのが、「工場で使用する消火器の購入額」の仕訳。これ、なんと材料費の一部に仕訳されちゃうんです。その勘定科目は消耗工具器具備品費。「消火器は材料費」って言われても全然ピンと来ない。それでそもそもこの消耗工具器具備品費ってどんな勘定科目なんだろうと思い調べたところ、とんでもない事実が。なんと「応接室に飾る絵画」までこの消耗工具器具備品費に含まれてしまうのです。てことは、工場に飾ってある絵画は材料費に含まれるということに? すごく不思議ですが、とりあえずは「そういうもの」だと飲み込んでしまいます。いずれ納得、もしくは問題点として認識することが出来る日が来るまで。

本日の勉強時間 4時間 (目標超過 1時間)
商業簿記・会計学 総勉強時間 47.5時間
工業簿記・原価計算 総勉強時間 35時間
合計勉強時間 82.5時間 (目標未達 10.5時間)

2012年6月16日土曜日

12日目:簿記3級“不合格”体験記

仕事は午前で終わると思いきや、普通に一日業務となってしまいました。本日の勉強時間、3時間。もうちょっと頑張ろうかとも思いましたが、疲労が溜まって小さなミスが増えているので切り上げます。代休取れればリカバリ出来るんだけどなあ。現時点で10時間のビハインド。日曜は万全の状態にして、少しでも取り戻せるよう頑張ろう。ちなみに今日は「原価の部門別計算」(1)と(2)を勉強し、工業簿記・原価計算の教科書1冊目が終了しました。

ネットなんかで、「いかにして自分が試験に合格したか」を詳細に説明している人は大勢います。でも「どうして試験に落ちてしまったか」を事細かに書いている人は少ないですね。僕は人の成功体験よりも失敗体験の方が多くのことが学べると思っています。なのでこの場では僕の失敗体験を提供したく思います。

当ブログで色々偉そうなことを書いていますが、実は簿記3級を初めて受けた時不合格になってしまいました。その時は簿記2級と簿記3級を同時受験したのですが、結果は簿記2級合格、簿記3級不合格。勉強量だけで言えば簿記2級に合格するくらいですから、それなりに多くやりました。自分としては簿記3級を甘く見ていたつもりはありませんが、後から思えば甘かったのかなと思います。どうしてこんな結果になってしまったか。僕の敗因分析は、そもそも努力の方向を誤ったということになります。

僕は簿記2級は簿記3級の範囲を広げたものと解釈していました。なので簿記2級を勉強すればおのずと簿記3級にも合格出来ると思ったのです。しかし実際には、簿記3級は簿記2級とは微妙に覚えるべき範囲が異なっていました。もし簿記2級を「完璧」と言えるくらいに勉強すれば、簿記3級にも合格したと思います。しかし実際には完璧には至らず、細かいミスなどを残すことになりました。ちなみに勉強期間は簿記3級の教科書を読むのに1ヶ月、簿記2級の勉強に2ヶ月の合計3ヶ月。簿記3級の勉強に時間をかけ過ぎたのも敗因の一つですね。最初に読んだ仕分けなんかは全然覚えていなかったと思います。

その結果、簿記3級では最初の仕分け問題で点数を大きく落とす結果となってしまいました。簿記3級受験者の多くが得点源とする部分が全く取れなかったのです。簿記3級については必要時間の半分も使わずに終わらせるくらい「余裕」だと感じたので、しっかり見直しをしてどうなるというものでもありませんでした。

このことを反省し、次の簿記3級試験では、仕分け問題をしっかり勉強するよう心がけました。全体の見直しと練習とでかけた期間は1週間程度でしたが、絶対に落ちるものかという気概は誰よりもあったと思います(笑)  このことから得られた教訓は二つです。

①勉強の期間は最適化を心掛ける(短すぎても、長すぎてもいけない)
②勉強の方向性が正しいかの確認を怠らない(長期のものはこまめな振り返りが大事)

以上、ブログを読んでくれた皆さんのお役に立てれば幸いです。

本日の勉強時間 3時間(目標未達 6時間)
商業簿記・会計学 総勉強時間 37時間
工業簿記・原価計算 総勉強時間 7時間
合計勉強時間 44時間 (目標未達 10時間)